序論 – 前半

私の卒論を担当くださる先生が決まり、個別指導に入った時、最初に先生から以下を書いて提出するように言われました。

①論文のタイトル(仮でよい)
②作品を選んだ理由
③卒論で書きたいこと

わたし、これって自己紹介じゃないですけど、新しく担当くださることが決まった先生に、私こんなヤツですってちょっとした説明で送るもんなんかなと思ったんです。

そこでWORDに、この作品を初めて読んだのは〜から、今回卒論にどうかと思って読み返したら〜とか、登場人物の心理描写が〜とか、テレテレと作品との馴れ初めやらなんやらを書き込んで送りました。

ですがこの、「選んだ理由」や「卒論で書きたいこと」ってのも、既に卒論の中の一部だったんですよ〜!!

 

普通にデスマス調で書いてたんですが、これを書いた後に修正のご指示はいただきつつ対応してどんどん進み、章立ても仕上げてOK頂いたら、「序論完成です」とか言われて大層驚きました!え、これも本文なの??と。(笑)

もちろんこの後で、である調に直して卒論らしくしたのはいうまでもありません。(笑)

 

 

さて、序論です。 卒論は序論、本論、結論の3つから成ります。ここ、読んでください。で、序論ってのは、この論文で何について書きますよーってやつですね。これ、こちらの記事で書いた、「A=Cである」のことと思っていいと思います。先生に書いてくださいと言われた 「③卒論で書きたいこと」 が、もろにそれですね。

先生のご指示では、「②その作品を選んだ理由」 も書くように言われていますが、序論には、どうしてそれを取り上げるに至ったかも含め、その作品の何について書きたいのかを、まず宣言するんですね。書きたい事=結論と考えてよいようです。序論でこの論文はこれについて書く!と宣言し、本論で根拠オンパレードをやって、最後に結論でふたたび、だからA=Cなんだ!をやるわけです。

①のタイトルは悩む方も多いかもしれませんが、②は、結構すんなり書けるのではないかなと思います。だって、作品が決定してるという事は、どうしてその作品を選んだかの理由がもんやりでもおありのはずですものね。

 

ただ、「③卒論で書きたいこと」は、具体的に書くように言われました。この時点ではまだ「A=Cだ!」を何にするかをはっきり決まってない方も多いとは思うのですが、ここを少し具体的に考えてみると、あなたの「A=Cだ!」が少し見えてくるかもしれません。

例えばですね。仮にシェイクスピアの『オセロ』で書くとして、デズデモーナって悲惨よね~。いい家に生まれて美人でいくらでも結婚相手なんているのに、オセロを選んだばっかりに殺されるなんて。この人のこの物語における役割って何なんだろ…。これについて書きたいな〜と思ったとします。で、この序論で、「デズデモーナについて書きたいです♡」みたいなサラっとした感じじゃなく、もう少し突っ込んで考えてみるってことです。(というか、この例えはサラッとしすぎだなw)

私、『オセロ』で書いたわけじゃないのでちょっとステキな例が出せるか、しかも例として皆さんがお読みになるのに大丈夫なのか甚だ不安ですが、よく『オセロ』について書かれたブログ記事とか読むと、オセロは元々ムーア人であることからコンプレックスがあって、美しい妻を持つことに誇りはありつつ常に不安や嫉妬もあり、イアーゴはそこを言葉巧みに突いたなんて言われてますよね?(ネットでググってみてください) このオセロの嫉妬を駆り立てる役割をデズデモーナがどう担ったのかなどは、物語の進行と同時に、キャラクター設定や各場面等で洗い出して、論じていくことができると思うのです。また、それを代表する場面なんかもあるはずです。更には嫉妬について書かれた心理学の先生の本なんかも読むとヒントがあるかもしれません。そういうのを絡めて、デズデモーナの役割を論じたいな…と少し見えてくるかもしれないですよね。「③卒論で論じたいこと」には、そのくらいあたりまで書いた方がよいということみたいなのです。(たぶんね、たぶん。なんか偉そうに書いてて本当なのか段々心配になって来たわ…汗)

でも少なくとも私の場合、先生からのご指摘を受けて、そのくらいまでは書きました。でも、ここまでどんなふうに何を論じたいかを具体的に書ければ、章立ても結構見えて来ますし、論拠探しのやるべき事も見えて来るように思えます。

序論を書くに至るまでには少なくとも2、3回くらいは作品を読んで、気にかかるところを付箋なんか貼っておいてほしいのですが、その中で気にかかる場所や重要な場面だと思える箇所って色々あるはずなので、そのあたりを大いに使って考えてみるとよいのではないでしょうか?

 

ただですね。卒論の一筋縄ではいかないところは、最初はそう思ってたけど、書き進めるうちに違う見解が出てきた…最終的に言いたいことはこれじゃなくなった…なんかもあると思うんですよね。そうしたらそこは戻ってまた修正してくださいね。

私も、先生に「序論OKです」と言われたものと、最終的に提出したものは違ってますので…。

 さて、序論にはこの後、章立てが入ってきます。章立てについてはまた別途、後半で書きますね。

 

それからですね、ご注意いただきたい点が一点、、、、私の記事や世の中の卒論について書かれたものを読んで参考にするのはいいと思うのですが、一番大事なことは担当の先生のご指示に従うことです。疑問は必ず先生に聞き、そのご指示に合わせてください。卒論の目的は「卒業するため」であり、「単位を取るため」です。ほかの誰かの書いた記事の通りにしたところで、その人は単位をくれません!単位をくれるのは担当の先生です。そこを間違えないでくださいね~。

 

 

 

卒論:一般・個別・専門指導

こんにちは、日大で出会った友達と南の島でチャラチャラしてきました、にちえ です。
(友達はガチで潜っていますが、私はチャラついておりました(笑))

さて、卒論には「一般指導」「個別指導」「専門指導」と3つの指導があり、専門指導は卒論提出の半年前には入っていないといけません。(6月提出の方は、前年12月初旬まで。詳細日程はご自分でご確認ください)

この3つの指導、何が違うんだろ…と思う方もいらっしゃると思いますので、こんな感じだったを書いときます。(実は一部は私も区別がよくわからないんだけど…)

まず日大には、卒論の一般指導の先生という方々が(おそらく)3名いらっしゃいます。このお三方は卒業式にもいらして、日大通信英文のメインの先生方なんですね。

このお三方のうち、文学で書きたいならI先生、英語学や英語教育とかならM先生とO先生なのでしょうか?(すみません、語学と教育はさっぱりわかんないので、このお二人に教育ならこっちの先生だよなど、担当がおありでしたら教えてください!)

「一般指導」はとにかく導入です。何について書くのかが決まってなくても、とりあえず、文学か英語学か教育かだけでもざっくり決めて、各担当の一般指導の先生の下へ相談に行ってください。どういう風にテーマを見つければいいのか、本を紹介されたり、資料をもらえたりします。

先生の一般指導は時々、申し込み不要で市ヶ谷の校舎で開催されたりしています。遠方の方でも、夏期スクなどで東京にいらっしゃる場合は、夏期スク期間中に開催されてもいるようですのでぜひ参加してみてください。それでも参加できそうにない方は、まず「卒論手帳」を買って、初めてでさっぱりわかりません!とでも書いて郵送で泣きついてみてください。(笑)

「一般指導」は、テーマを決めて担当してくださる先生が決まるまでです。この後、テーマ確定後に一般指導の先生がそのまま担当くださって個別指導に入ることもあります。(ちなみに文学の場合、ここで言ってるテーマは作品決定レベルです。語学の方は、助詞について、冠詞について書くなどがざっくり決まったレベルですかね?私の場合は一般指導の先生に「この作品について書きたいです!」だけ書いて送り、担当くださる先生をご紹介いただきました)

 

で、よくわかんないのがですね、「個別指導」と「専門指導」です。

私の場合、手帳を確認しますと、「序論」作成中に専門指導へのハンコが押されていました。序論が完成してから専門指導へではなく、「序論の途中」でした。

おそらくなんですが、文学だと、作品は決めたものの、論文として何について書くかがぼんやりしている場合は、個別指導で先生とそれを明らかにしていくのかなと思えます。

また後日書こうとは思うのですが、卒論の「序論」とは、「こういうことについて書きます~」と宣言する部分です。つまり、作品を決めてそれについて何を書くのかをざっくり決めてないと序論が書けないのです。そこで取り扱い作品(題材)の論文テーマ(論旨)についてご指導いただけるのが「個別指導」なのかなと思えました。

 

それ以降から完成までが「専門指導」です。

この専門指導に入った時点で、先生に題材とテーマにある程度OKいただけたということです。卒論提出の半年前までに専門指導に入っていないといけないということは「題材とテーマが決まっていないといけない」ってことのようですね。

そんなこんなの指導3種の違いは何ぞやでした。もし私はそうじゃなかった!などありましたら教えていただけると嬉しいです♡

論旨を決める

実は、ブログ記事の下書きが結構溜まっている にちえです。先日の台風の時も外出できませんし、色々書いてたのですよー。しかし思い返してたら、本当にそうだっけ?とか、ちゃんともう一回確認せなあかんなとか出てきてしまい、投稿までには至らなかったわけです。さて、論旨の話…

以前のブログ記事で、卒論の練習になる課題の話しを書いてて思い出したのですが、例の”お仕事柄論文を熟知している友人”から

「AはCだ」と言いたい時に、「AはBである。そしてBはCである。ゆえにAはCである」という書き方をするのが論文だと言われたことがあります。

もちろん実際にはそんな単純じゃなく文面は複雑化するんだとは言われましたが、A=Cを主張するために、根拠であるBをそろえないといけない。このBはただ自分がこう思ったから…という主観じゃなくて、だってこの本でDさんもこう言ってるし<参考文献>、この作品の主人公も1の後2をしてる<引用>んだから、裏付けになるでしょう?だからA=Cなのよ!!ってなように、書籍を出せる程しっかりしたどなたかの意見や、本文中の確固たる事実(ストーリーでそうなってる)などか、あなたがA=Cを言い切るためには重要なのです。論文ってのはとにかく、自分の意見を言うのにいちいち、根拠がいるんですねぇ…。

だがしかし、このA=Cだ!を何にするか決めるのが、大変ですよ。そんなこと言えるほど、まだこの作品について分かってないしってな感じですよね…。ε-(´∀`; )

でね、作品を決めた後に、そこから論旨、主題、主旨、主張を探しがスタートします。作品を読み返し、文献を読み、自分は何に着目し、どう思うのか…。

む、むずい…でしょうか…?

でも例えばですね、小説を読んだ時に、なんかこの登場人物、こんなことばっかやってるよな〜とか、なんでここでこんなこと言う?、もしくはやるんだろ?とか、疑問を持つところって出てくるはずなんです。

または、この物語でよく出てくるコレって何を表してるんだろ?とか、重要シーンに出てくる事物や、動物、モチーフとか色々ね。そういった何か気になる…が論旨にならないかな〜って考えてみるんです。あとは、なんでこんなタイトルなんだ?とか、なんでこの主人公、こんな名前なんだ?とか、もう、あらゆる側面を考えます。

ミルトンのN呂先生も、オコナーのN先生も、出てくるものすべてに何か意味がないか考えてみる必要があるって、授業の時に仰ってたと思ったな。そうそう、N呂先生の授業の時に初めて『文学シンボル辞典』なるものがあることを知りました。文学上で扱われているシンボルの説明が細かく載っている辞典で、図書館で借りてみたことがあります。文学上で”百合の花”の持つ意味とか、”ヘビ”が出てくると何を象徴しているとかあるらしいんですよ。そんな印象的なものが出てくる小説は、その辺りも調べてみると良いと思います。

実はわたしの面接試問では、H先生に、「なんでこんなタイトルなんだと思いますか?」と聞かれています。このことは最初にこの小説を選んだ時に考えていたので、その話もできました。

こういった、小説の中で登場人物の名前、タイトル、人物関係、語句がもつイメージ、場所など、あらゆる箇所から題材を探す方法というのは、以前紹介した小野俊太郎さんという方の本にもありました。こちらも参考になさってみていただけると良いと思います。

ここまで挙げたことを鑑みますと、ひとつの作品を、こね繰り返して、引っ掻き回して、こじ開けまくって、何度も何度も読み返してみることになるということが想像つくかと思います。実際そうすると、結構引っかかるところが出てくるんです。以前読んだ時はスルーした箇所が、なんか意味あるように思えてきたり、前回付箋を貼ってあるこの箇所は、こっちのシーンと関係してくるなとか…。

私、読書は好きなんですが、こんなに1作品を短期間で何度も読み返したのは、卒論に向かった今回が初めてでした。

だからI先生、好きな作品じゃないとできないよっておっしゃったんですね。納得です。

 

論旨・論旨・論旨。これを見つけられるまで何度も読み返せる、好きな作品をどうぞ見つけてくださいね。(^-^)

 

 

追記: なんかこのブログ書いてて思うのですが、私が卒論でSを取れなかった理由が分かるようになってきている気がします。(笑) 論旨と根拠って観点から考えると、あんまり一貫してないんですよ。それに、結局何が言いたいことなのか(A=Cがなんなのかが)、あの論文だとよくわかんないかも。いずれダメ例として挙げようかな…、とほほ。。゚(゚´Д`゚)゚。

 

卒論の練習によかった課題

というわけで、本日早速2回目の記事。

大学の授業で、論文の何たるかを教わるわけではないのに、いきなり最後に高い壁として卒論が出てくるのが辛いとこですよね。

レポートでは引用の仕方とか、英文タイトルには下線を引くとか、基本的なことは知っていくことができるのですが、論述ってのがよくわからない…。

私が取り組んだ課題で、唯一、文学で卒論を書く人には予行練習のようでよかったなって思えた課題がこれでした。

英米文学特殊講義の分冊1です。

「マクベスが行ったことは、運命であった」もしくは
「マクベスの行為は内的願望によるものだった」

運命だからしょうがなかったと外に理由をつけるか、マクベス自身の意志でやりたくてやったんだ、のどっちでもいいのですが、どちらかに論旨をきめ、その根拠を本文から引っ張ってきて選んだ論旨の正しさを主張していく。

まさに論文です。

マクベスをご存知ない方はあらすじなどを書いてくださっている方がいるので読んで頂ければと思いますが、魔女の予言、妻からの圧力などから運命という外的要因が理由だったともいえますし、その割にはかなりいろんな人をガシガシ殺してらっしゃいますよね?とか、予言っていうけどこじつけじゃないの?いきなり今の王であるダンカンを殺すってのは唐突じゃない?やっぱやりたくてやってんだわ〜!というのも、どちらもありなのです。

論旨はどちらでもいいのですが、根拠をしっかり用意して説明するのが論文です。この論拠が参考文献の資料であったり、本文そのものであったりするのです。

わたしは画像で丸してある通り、「マクベスの内的願望・感情が発現したもの」として論じたのですが、なぜそう言えるのかを本文と文献を根拠に書いていきました。

例えば、魔女に「いずれスコットランドの王になるお方!」と言われたからって「そうだ!なるんだ!」と思えるほど、魔女の言葉にどれほどの力があるんだろう…と思ったので、この時代の魔女ってどんなもんなんかなと図書館で資料を借りて調べてみました。そうすると、当時は魔女裁判なんかも行われていて、魔女という存在自体が社会的に小さいものではなかったようなのですが、魔女の言葉は神の啓示のような強い威力を持つものではなく、別に絶対的なものではないんだなってことが分かりました。ここで、魔女に言われたからってすぐ「王になれるかも!」ってのは唐突だな~と思ったんです。実際、となりでバンクォーも「王の親になるお方!」とか言われてますけど、マクベス程強い影響を受けていないんです。マクベスは日ごろから王になりたかったから、魔女の言葉に強く惹きつけられたんだなと思いました。なので、魔女の言葉はそれほどの威力のあるものではないし、バンクォーも大して影響されてはいない、でもマクベスだけは強い影響を受けた。彼の中に元々その願望があったからだ と 文献や本文の必要箇所を「根拠」として提示しながら論じていきました。

逆に、もうひとつの論旨である「運命だった」を選んだなら、当時の魔女の持つ力の強さを説明している文献を探してきて、それを根拠に、これだけ強い威力を持つ魔女の言葉を聞いた上、「コーダの領主!」と呼びかけられた直後に実際コーダの領主の地位がマクベスにもたらされたことを考えると、それを信じてしまうのは自然なことだ みたいに論じていけばいいのだと思います。

参考文献ってつまり、自分の意見を通すための、道具なんですよ。なので、ここでこの主張を通したいと思ったら、それを後ろ盾してくれるものを探すんです。

これを小説全体を通して続けていきます。

「運命だった」を選んだ場合、妻がダンカン王殺しを迫ったから殺したと主張するなら、なぜ妻に迫られたからって本当に殺すのか、そこにマクベス夫人との日ごろからの関係性を持ってきて理由づけるのでもいいのです。それほど強い関係性だから、妻の気迫せまる要求が実際の殺しに向かわせたのだというなら、その関係性をこうだと結論付けられる理由は本文のどこにあるのかをまた引っ張り出してきます。
「内的願望」を選んだなら、元々願望があるのに、なぜ妻があのような気迫でせまってくるシーンが必要だったのか、妻の発言はマクベスの願望にどう触発づける位置を占めたのかなんかを本文から引っ張ってくるんです。私はありきたりですが、マクベス夫人に名前が与えられていない事から、妻とマクベス自身の一体性を主張して、マクベスが妻の口を借りてそれを自分に言わせて奮起するようにしむけたとしました。夫人=マクベスで、自分の願望を成就させるために妻の口を借りたと。それを理由づけるのにまた本文からいろいろ根拠を探すんです。
これはまた、じゃあ自分に元々願望があったのになぜ妻を介して自己奮起させる必要があったのか、とかも言えてきますよね?こうやってどんどん理由づけて自分の論旨を押し通すのです。「え、そういうけど、じゃあなんでここはこうなの?」って言われたとしても、ひとつひとつ根拠を付けて言い返せるようにしていくっていうんですかね?なんか裁判で争ってる弁護士みたいですが・・・!(弁護士がこんなことしてるのかどうかはしらんけどw)

このレポートは大好きな愛媛のA先生が採点してくださいました。私のレポート上では、コーダの領主の地位が手に入ったと同時にマクベスが <ダンカン王を殺すのはまだ私の想像に過ぎないのに…>といきなりここでmurderという言葉を使うのですが、これが唐突すぎる。王になる=殺害ってのがなんの脈略もなく急にここに出てくるのです。これは元々彼にその想いがあったからだ、これが内的願望の存在を明らかにしているのだ。と書いたのですが、そこにラインしてくださってました。王になる運命だったら、王が病気で急死する可能性だってあるのに、いきなり殺害ですよ?変ですよね?ここで急に殺害って言うなんて、絶対元々考えてたんだーーー!ってなわけです。

まぁ、私の論文への取り組み方なんで、ちょっとつたない感じでしょうけれども、一応この考え方で卒論も綴りなんとか合格は頂けたので、あながち遠くはないと思います。

こういう課題に取り組めると、論文練習にはすごくよいよな~と思いましたよ。

ちなみに今期の課題をみると、

「通信教材『英米文学特殊講義』の第1編第2章The Merchant of Venice 論を出発点として,ユダヤ人を視点にしたShylock 中心の自論を展開しなさい。」

なんかが論文の練習になりそうなのかなと思えるのですが、どうでしょうね?今回は論旨を選択肢として与えられていないので、そこを自分で決めないと論点がずれる可能性もありそうですが、ユダヤ人であるshylockだからこうなんだ!というような論旨を先に決め、そこからその根拠を挙げて「自論を展開」していけばいいと思います。

卒論を見据えている方は、こういったレポートには積極的に取り組むとよいのではないかなと思います。(*^-^*)

卒論は孤独な闘い・・・?

卒論について、先日コメントを下さった方がいらしたのですが、実は数か月前にも来年3月の卒業を目指していて何度か授業でご一緒した方から、久しぶりに連絡をもらいました。やはり、卒論をどうしたらよいのか分からなくなってきて、心配になり「どうでしたか?」って感じの内容だったのです。

卒論って、孤独な闘いなんですよね。本当に仕上がるのか不安になってきたというそのお気持ち、ものすごくわかります。

私は1章は書きたいことが明白だったので結構スイスイ進んだんですが、先生から「本文を見るのは1章だけです。」と言われた後、2章が本当に書けなくて、途方にくれたもんです。しかしやはり打破した鍵は「人と話したこと」でした。

今となってはその友人には感謝してもしきれないですが、お仕事柄、論文の何たるかをよくご存じで、「論文は進んでる?」とよく聞いてくれました。彼は専門が違うし、私の取り扱っている小説の筋道すら知らないのに、彼と話をしているとぽっと鋭いことを言ってくるのです。
「その彼(小説の中の登場人物)、なんでわざわざ、また戻ってきたのかね?」って。この一言に戦慄が走り、「こ、これは作家が人物を通して表現したかったことにとても重要なシーンなんだ!!!」と思ったら、「この場面を論拠に使って私の論旨を通せるかも!!!」と気づいたところ、またいい具合に使えそうな文献まで見つけられて、このシーンと文献で何とか道が見え、形づけることができたんです。

ですので、もちろん本や資料を読み込んだり、自分でよく考えてみる事も大切なのですが、煮詰まった時は人と話したり、別の情報を入れてみるなどするのも、新たな気づきに必要なことだと思います。

そして卒論の事は、このブログにも色々書いた方が、きっとどなたかの助けになるかもな~と思いました。私、論文はそれほど大したことも書けていないですし、成績もSをもらえてるわけではないので、あまり細かく偉そうに書くのもなんだしな…と思っていたんですが、書き終わってない方から見たら、「それでもいいからなんか情報くれ!!」という事になるんじゃないかな~と思いました。大半の方は、論文事体を書くのが、人生で初めての事って方だと思うんですよ、私もそうでしたし。

なので、卒業したあとも卒論についてはちょいちょい書いていこうと思います。

面接試問②

面接試問②、何も2回に分ける必要もないのですが、
お昼休みが終わったので to be continued をしてみました にちえです。

卒業通知が来た日の夜、
サイトにログインしたら卒論の評価が出てました。
Aでした。
Sを狙っている方は私のブログは
あんまり参考にならないですよ~ぃ!!(笑)

さて、卒論の面接試問。
端的に言えばですね。
おそらくなんですが、先日の国文科の方のように
先生から事前に連絡が来た!とかない限り、
大丈夫そうです。
単位はくれるんだなと思いましたよ。

私を担当くださったのはアメ文のH先生。
先生の面接はその日、私だけでした。
面接はたしか一時間くらいはありました。

最初の方だけ書いた論文に対して
いくつか質問されましたが、
自分が書いたんですから答えられる内容でした。

しかも私なんて、「論文のどこかに書いたんですが…」とか
言いつつ、どこに書いたのか探せなくって
おたおたしてたのですが、
先生も
「あぁ確か書いてあった書いてあった」ってな
感じで・・・。(笑)

それについてどう思っているか
などは、感じたことを言えばいいだけなので
ちゃんと自分で書いたのなら答えられます。

この作品に対する先生のご意見なども伺い、
それが私と真逆の部分もあったので、
その発想はなかったと驚いたりしてました!

そのあとはこの作家のこととか、
ほかのアメリカ文学の作品の話とか、
こんな本が好きで何度も読んだなんてお話もしました。

H先生の授業も受けてみたかったな~と思いましたよ。

そんなこんなで、
ちゃんと書いて提出して、
事前に電話とか来なければ、
そんなにビビる必要はありません。

しかるべき時期に卒業通知は来ると思います!(^_-)-☆

面接試問

8月の夏スクの際に面接試問がありました。
この日程は、卒論を提出するとしばらくして
書類にて、「何日の何時~」と指定されてきますので
指定されたあとで日程確保する感じです。

私の場合は土曜の夕方でしたので、土日休みの勤め人としては助かりました。
また、スク2期目の1日目でしたが、おそらくこの夏期スクに出てる方は
3日目になるなど、考慮されるのじゃないかなと思います。
なぜなら昨年、夏スクに出てた方が最終日に
「これから面接~」って言ってたから。
すみません、サンプル数たったの2ですが・・・。(笑)

さて、持ち物は
送られてきた書類に出席表があるのでそれと、
卒論を返却してもらう際に引換でお渡しする紙
の2点に名前等を書いて持っていきます。

それから、英文科の方は利用した書籍ですね。
英語の原本です。

当日、水道橋の何号館だったか…に行ってみますと、
まだ早かったようで、受付等もありませんでした。
教室外のテーブルのあたりに座ろうとしたら、
一人女性が座っていました。

「卒論面接ですか?」と聞いてみたらやはりそうで、
その方は国文の方でした。
そこで、その方から以下のような話を聞きました。

彼女は前回論文を提出済みで、2回目なのだそうです。
国文科の方は面接官が担当の先生以外にいらして2名なんですよね。
論文も2部用意するようにと、よく書類に書いてあります。

で、前回、担当の先生からOKいただいたので提出したのですが、
なんと面接の少し前に先生から電話がかかってきて、
「もうおひとりの先生の許可が下りなかったから落ちてしまうと思う。
今回はお金がもったいないので面接は辞めて、提出しなおして
次回受けてください」 と言われたそうです!!!

で、今回は2回目なんだとか!!

えーーーーーー!!! こーーーわーーーいーーーー!!!

で、で、で、でんわ来なかったから大丈夫なのかしら、あたし??

面接の時点ではすでに成績は出ていて、あとは
本人が書いたのかの確認などをするだけだと卒業生のブログで読んだのですが
めっちゃこわい!

まさか面接前にこんなお話を伺うことになるとは・・・(;´Д`)
国文科さん大変!!!と思いながら、しばらくしたらフロアの端に
受付ができていたので、名前を名乗って、面接室の場所を伺い
そちらに向かうのでした・・・。

続く

卒論完成までのスケジュール(私の場合)

私は2019年9月卒業目標です。
2019年6月、卒論提出してきました~!!!

さて、ここまでの私の取り組みと日程を以下に簡単にまとめます。
とある1生徒の卒論作成のスケジュール感をご覧ください。

—–
 2017年10月 卒論手帳を買う。
 2017年10月 予約不要の「卒論一般指導」に出席する。
 2018年02月 一般指導の先生に、考えている作品について質問。
 2018年05月 作品を決め、一般指導の先生が
        ご専門の先生をご紹介くださる。
        この時点で一般指導が終了した模様。
 2018年05月 ご担当の先生による指導スタート。
        ①論文のタイトル
        ②作品を選んだ理由
        ③卒論で論じたいこと を書くように言われる。
 2018年08月 上記、記入して提出。
 2018年08月 先生より、③についてう少し具体的に書く様に言われる。
 2018年11月 ③を修正し、提出。
        この際、先生にメールでやり取りさせて頂けないか伺う。
 2018年11月 先生より③のOKをいただく。
        次に、「章立て」を考えるように言われる。
        3~4つの章を作り、各章にタイトルをつけ
        各々の章で論じたいことを書くようにとのこと。
 2019年01月 「章立て」をメールにて提出。
 2019年01月 先生より、修正した方がよい箇所のご指導。
        論点がずれそうな箇所についてのご指摘や、
        細かい書き方についてなど。
 2019年01月 再提出。
 2019年01月 先生よりOKいただく。序論完成。
        (「序論」とは、作品を選んだ理由、卒論で論じたいこと
         章立ての3つからなる。)
        1章目、何枚か書いてみるようご指示あり。
 2019年01月 第1章の1節を書いて提出。
 2019年02月 先生より基本的な書き方はOK頂けたが、意味が分かり辛い点や
        テキストを引用した方がいい箇所などのご指摘あり。
 2019年02月 1章1節の修正したものと、2節、3節も書いて提出。
 2019年03月 先生より、意味が分かりづらい点についてご指摘あり。
        また、各章ごとにまとめが必要で、各章はひとつの小さな論文
        と考えるようにと言われる。
        本文を見ていただいてご指導いただく形は1章のみで、
        後は部分的に質問があれば連絡してもよいとのこと。
 2019年04月 第2章(全4節からなる) 書き上げる。
        先生にいくつか質問し、ご回答いただくなどやり取りあり。
 2019年05月 第3章(全4節からなる)と結論 書き上げる。
        何度も読み直し、調整する。
 2019年05月 先生に手帳に提出許可のサインをいただくため、手帳を送る。
 2019年05月 先生より提出許可いただく。
 2019年05月 卒業関連の資料が届く。(論文に貼るラベルなど)
 2019年05月 製本用のバインダー購入。
 2019年06月 卒論提出。
—–

こう見ますと、先生はすごくかっちりと
短い期間でお返事くださってることが分かります。

私は、特に2018年のあたりは、まだ他の科目の単位を取るための
授業を受けていたので、その間はまったく着手できなかったりして
お返事が空いた期間が結構あります。

2018年の11月くらいからコンスタントに動けてますが、
実際に本文を書いたのは1月からです。
2月の前半に1章を書き上げた後、
予定では3月に2章、4月に3章まで書いて仕上げ、
5月は調整期間と思っていたのですが、
2章で何を書いていいのかわからなくなってしまい、
結構苦心しました。

それでも一通り仕上がったのは5月前半くらいで、
その後は5月いっぱいずっと何度も読み直しては文面を直してました。
この、読み直しと調整期間はすごく重要でした。
書きあがったと思っても、読み返すとこれは意味が分からないな
と思う箇所が結構出てきます。
5月中旬から下旬にかけての修正で、だいぶ”まともな”文面に
なった気がしますので、この期間がないまま「できた!」と思って
提出していたら、読み返した際に冷や汗大量だったと思います。

いや、今もまだ提出しただけなので、
どんなもんかわかりませんが、自分が書けるレベルの
もうここまででしょう…。にはなってる気がするので
すっきりした気持ちで提出できました。

次回以降は、卒論制作の各フェーズにおいて、
細かい点を書いていきます。

文学の卒論のテーマの決め方

卒論のテーマの決め方って、いろいろ本が出てますよね。
ネットとかでも読める記事があります。

一般指導に出席した際も、I先生が『勝つための論文の書き方』鹿島 茂(文春新書)という本を紹介してくださいました。

ただ、これらを読んでも、なんとなく、で、「文学の場合」だとどうなるんだろう...という感覚がぬぐえませんでした。

「作品を決めなさい」は分かるんですが、作品を決めたうえで何を書きたいのかがはっきりしないと、章立てができませんものね。

一冊読んだ本で、『英米小説でレポート・卒論ライティング術』小野-俊太郎 ってのがよかったです。
小説を読む際に、どういうところに着目してテーマを考えればいいのかのヒントにはなるかもしれません。

まだ何にも決めてない、まっさらな時は読んでみるとよいかも・・・。

あと、先輩がたの卒論です。

市ヶ谷の校舎の1Fに入学課さんっていうんですかね?
相談できる窓口がありますよね?エレベータの近くに…。

あそこで、卒業生の卒論を見せてほしいんですが…ってお願いすると、見せてもらえます。

だいぶ古い時代のものですよ~とおっしゃっていて、書式とか、章立ての形とかが今と少し違うようなのですが、1作品選んだあと、どういう風に書いていけばいいのかのヒントにはなります。

例えば、ある方は、ジェーンオースティンの『高慢と偏見』で書いてましたが、物語に出てくる「手紙」に着目し、各手紙の持つ役割について論じてらしたんです。
これだけでも、は~なるほど~、、、、こうやってテーマを絞るのか~と思えました。

あと、あんまり覚えてないですが、『ジェイン・エア』で書いてる方は、確か、当時の女性が働くことということをいろいろ調べてらして、それと主人公や作家自身が家庭教師として働いていたこと や、最終的な主人公の「自立」についてなんて書いてらしたかな?あと宗教もからめてあったような...(ちょっとうる覚えですみません)

もちろん、英語教育や英語学について書かれたものもありましたので、テーマ決めに困っている方は、先輩方の卒論を少し見せて頂くと、何らかのヒントになると思います。

卒論、先生と作品を決める。

5月のスクで、私より半年早い卒業の計画を立てている方々から、
卒論情報をめっちゃもらいました。

とにかく早く動いた方がいいと!

どの先生に担当してもらうかは、授業の時に
直接先生に頼んでみるとよいなどよく聞きます。

文学系でも、関連文献読むのに相当時間もかかるので
前倒しで動いた方がいいってやたら言われまして
焦り始めてきました…! (;´Д`)

5月のスクのおかげで踏ん切りがついて
作品を決め、もろもろありましたが、担当の先生も決まりました。

まず、授業時に先生に頼む ですけど、
これ、よほどどうしてもこの先生にお願いしたい!ってのが
ないのなら、別に必要ないんじゃないのかなと思います。

先生方にも専門がおありだから、扱いたいテーマが決まれば
一般指導の先生がその分野の先生を紹介して下さいます。

だからこそ、扱いたいテーマを重視した方が早いような気がする。

私も今回のスクで焦りまして(笑)、たまたまお願いしたいなと
もんやり思っていた先生が別のクラスで授業をお持ちだったので
お願いに行ったんです。

結果、その先生はご専門じゃない事もあり、
断られてしまい、
一般指導の先生が専門の別の先生を紹介くださいました。

そっか~残念…と思いましたが、
そのご紹介いただいた先生、以前提出したレポに
すごい細かい丁寧なコメントを下さった方だったんですよ~!
あーあの時の先生だ~!!!と思ったら逆に嬉しくなってしまい
結果、良かったなぁと思いました。

自分が卒論に扱いたいと思えるような作品を
専門にされている先生ですから、なんかしら通じることって
あると思うのですよね~、先生とも!←前向きな解釈w

なので、あんまり直接頼むうんぬん気にしないでよいと思います。

ただし、いろいろ裏技はあるようで、
一般指導の先生に、扱う作品事体をダメと言われた時などは
指導してくださる先生を別ルートで探して
確定したこととして卒論手帳にて申請を求め、
抜け道を見出す方法などもあるようです。
文献の少ない近代作家で書きたいなどを希望の方は、正規ルートで行くと
まず却下されるなど難しいそうなので、扱ってくれる先生を別で探して
確定したこととして手帳で申請したという方もいましたよ。

ただ、単発スクをメインに出てる方は、
卒論を扱ってくれる先生がどの先生で、どの題材なら受けてくれるなど
わかんないことも多いですよね。
だからまずは何を扱いたいか、を中心に進め、それが通れば
紹介いただいた先生を、通らない場合は、その抜け道を
関連する授業を受け持つ先生に相談してみるなどが良いのではと思いました。

いよいよ卒論!ってまだ道は長いですが。。。!